私は、研修期間にいろいろなことを 学んだと思います。
社則に始まって、最後は帳票をプリントアウトするプログラムを 完成させるに至るまで充実した期間でした。プログラミングの実習はもちろん、 先輩方とのコミュニケーションも楽しく、また勉強にもなりました。
社則については、 挨拶をする、時間を守るといった基本的で当たり前と思うことが多かったのですが、 今までの私は当たり前のことが当たり前にできない人間だったと思います。 気持ちを引き締める意味でとてもためになりました。
数日がたち、研修はフローチャート (処理流れ図)を作成するなど実践的な内容になりました。基本的な処理の考え方は、 後々になって応用の利くものばかりだったので、その大切さがわかりました。
また、 フローチャートを書き、処理の流れをしっかり把握することによってその後のプログラミングが 理解しやすくなることもわかりました。今後も、こうした基本的な処理方法を的確に活用したいと 思います。
研修が進み、SQL(構造化問い合わせ言語)実習課題になると実際に パソコンに触れる機会が多くなりました。
簡単な課題から、後半になるにつれ関数が複雑になり、 また机上とは違い、エラーがあるとその場で対処することができるので、とても勉強になりました。
学校で情報処理科を修了している私にとって、VB(Visual Basic:プログラミング言語) の実習課題は復習の部分もありましたが、学生のときとは違い、画面のレイアウトや 操作性にも気を付けなければならないことを学びました。
また、プログラム・ ソースが分かりづらいというご指摘を受け、自分だけではなく他の人にも理解しやすい プログラムを作る必要があることを初めて知りました。
COBOL (プログラミング言語)実習では、フローチャートを作成してからプログラミングに 取り掛かるという段取りが取られました。
フローチャートの段階から、COBOL上での SQLの使い方などを考えると取っ掛かりすらつかめません。それでも質問を繰り返し、 実習課題である5本分のフローチャートを作成しました。
随分時間が掛かったのですが、 同じ処理が重複したり分岐がややこしかったりして、やり直しを言い渡されたときは 内心面倒に思いました。
しかし、プログラミングを始めてみると、フローチャートに 従って考えることができたので大変な思いをしたかいがありました。ここでも、 やはり基本となる処理の流れを丹念に抑えることの大切さが分かりました
この研修期間中には開発業務に取り組んで行く上で必要な知識、技術はもちろん、 学生時代とは違う社会人としての自覚も得ることができました。これからOJT (on-the-job training)の形でこれまで以上に勉強が必要になってくるでしょう。今後の私にとって、 研修期間に学んだことをいかに活用して行くかが大事であると思います。